冠山
奥美濃山地
1993年5月29日(晴)
先々週は能郷白山に登った。奥美濃山塊の山はその時が初めてで、それまではどちらかというと笹藪の山で陰気なイメージを持っていた。しかし能郷白山が思っていたものと違い明るく陽気な山だったので、そのイメージは払拭されこれはぜひ他の山にも登らなければと思い、今回は冠山にやってきた。静かな山旅ができるのだろうと思いきや、冠峠に着いてみるとたくさんのマイカーに混じってマイクロバスまでが停まり結構賑わっている。前回の能郷白山では一人にしか会わなかったので、ここがこんなに人気の山だとは思わなかった。気を取り直し出発。しばらくは稜線のアップダウンの道が続き段々と特異な山頂をもつ冠山が近づいてくる。道端にはカタクリ、イワウチワなど春の花がたくさん咲き、上を見ると真っ白なコブシの花が満開で目を楽しませてくれて飽きることがない。山頂付近の谷にはまだ雪が残っており、その白と新緑とのコントラストがまた素晴らしい。冠平と呼ばれる笹原からは岩交じりの急な坂で、それを登りきると360度全くさえぎる物のない大展望の山頂である。案の定、山頂は賑わっている。みんな満足そうな顔をしているのが面白い。私も満足そうな顔をして大展望を楽しみ、また色とりどりの花に目を奪われながら峠に戻る。この山行でまた私の中で奥美濃の山のランクが上がった。

冠峠から冠山 ミツバツチグリ カタクリ
コブシ コブシ 登山道から冠山    


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