| 一度は登っておかなければならない山富士。しかし退屈なだけのジグザグ道に草木はない。人も多いだろう。行くのにずっと躊躇っていたがとうとう行くことにした。白糸の滝音止の滝に寄り日が暮れるころ富士宮の新五合目に到着。霧雨が降っており展望はきかない。夕食を済ませすぐに車の中のシュラフに潜り込む。夜中大雨と雷鳴で幾度となく目が覚める。3時頃起きだすと雨はやみ夜空に星が見えている。辺りには夜間登山者がいっぱい。駐車場に入りきれない車も多いようだ。懐中電灯で足下を照らしながら六合目七合目と順調にごぼう抜きで登る。七合目付近で夜明け。素晴らしい景色に涙が出る。刻々と色が変わる空と雲は全く見飽きることがない。写真をとりまくリ、八合目九合目と登りだす。九合目までは順調だったが、初めての3200メートル以上ということで体が慣れず少々高山病の気配。多少の頭痛と足のだるさでなかなか今までのように登れない。それでも何とか山頂を踏む。今までの山での山頂に立ったときとは違い、今自分は日本一高いところにいる人間なのだと思うと感激した。御鉢を一周回るがどの方角も素晴らしい景色で、特に足下に河口湖その奥にアルプスなどの山々が見える北方と、三浦半島から東京湾房総半島までもがくっきり、東京湾に浮かぶ船の姿までもが手にとるように見える南東方角の景色が素晴らしかった。下りからは雲が湧きだし景色は断たれたが今度は素晴らしい雲海を見ることができた。順調に下り宝永山では強風に飛ばされながら火口底に降り立ち新五合目に戻る。ドライブウェーから振り返ると青空にくっきり浮かぶ富士の姿がまた美しかった。結局予想に反して見事な景色を楽し見ながらの素晴らしい山行となった。 |